人事システムの変更を機にベンダーを再選定。「お客様のために時間を使えるようになった」

取材対象者
  • グローバル製薬企業A社

    執行役員

    K様

グローバル製薬企業A社

グローバルに事業を展開する製薬会社のA社様。グローバルでの決定事項として人事システムを変更することになり、「良い機会だ」と日本国内でのパートナーベンダーも再選定することに。多くの条件や期待があるなかでラクラスを選定いただくと、大きな混乱もなく導入を完了。優れたUIにより社内業務がスムーズになったため、「お客様のための仕事」に集中できるようになったのです。

BEFORE

  • 人事システムの変更をスムーズにしたい
  • お客様のための仕事に集中したい
  • 様々なデバイスに対応できるようにしたい

AFTER

  • 計画は遅れたものの不安は解消
  • 大事な仕事に時間を掛けられるように
  • 直感的に操作することができ高評価

人事システムの変更に伴いベンダーを再選定。多くの条件があった

今回、アウトソーシングのベンダーを入れ替えることになったわけですが、そのきっかけは何だったのでしょうか?

K様:弊社はグローバル企業ですが、「人事システムを変更する」というのがグローバルでの決定事項でして。それで、日本ではどう展開していこうかと考えたのですが、日本の法律に沿ってやっていくうえでは「日本独自でシステムを持った会社を探そう」ということになりました。

もともと日本独自のシステムを持った会社さんを活用されていたようですが、そのまま設定内容を変更していく、というわけにはいかなかったのでしょうか。

K様:そうですね。今回のようなグローバルでの人事システム変更を、我々としては「良い機会」とらえて、人事のプロセスだけでなく「より良い会社にするためにはどうしたらいいか」と考えて、企業を選定していくことにしたんです。

なるほど。単にシステムを提供するだけでなく、会社として一緒に進みたい方向を向いてくれる企業を探していたわけですね。

K様:そうです。そのうえで、私たちが第一に考えたのが「社員がいかに顧客のために時間を使えるか」という点でした。やはり、社員が人事関連のことに時間を使うのではなく、お客様のための仕事に集中して欲しいなと。

確かに、そこは重要なポイントですよね。「同じ方向を向いてくれる」以外にも企業の選定条件はありましたか?

K様:関連する法律も変更することがありますので、コンプライアンスをしっかり守ってもらえるどうか。それと、弊社はグローバル企業ですので、英語に対応してもらえるかどうか。加えて、当然ながらグローバルのシステムとの連携の部分ですね。スムーズにできるのかどうか。

コンプライアンス対応、英語対応、スムーズな連携。重要ですね。

K様:あと、弊社は内勤だとPCなんですが、大半の営業メンバーは基本的にモバイル端末を使います。そういった意味では、様々なデバイスに対応していて使いやすいかどうかも重要でした。

なるほど。やはり求める条件としてはいくつかあったわけですね。

K様:そうですね。システムやプロセスだけでなく、「どういう会社にするか」といった大きな話でしたので、慎重に検討しました。大きな変更ですので、不安もありましたからね。

計画が遅れてしまうも、透明性の高い対応で不安を解消

K様:他にも、委託する企業に期待するところはいくつかありました。

具体的にはどういった点でしょうか。

K様:やっぱり重要な「パートナーシップ」になりますので、私たちのニーズにしっかりと耳を傾けていただけるかという姿勢の部分。それから、我々はこの20年くらいで大きく成長してダイナミックな変化があるのですが、同じように成長する体験をされている企業かどうか、などですね。

なるほど。そういった様々な条件や期待があるなかで、ラクラスを選んでいただきました。いざ開発に進んでいったわけですが、少し計画が遅れてしまう事態があり、ご心配をお掛けしました。

K様:いえいえ。先ほど言ったように成長する企業には、不安定さみたいな部分もあるものです。それよりも不安材料が出てきた時に、御社がどのように我々に対応いただけるかというところがポイントでした。

いかがでしたでしょうか。

K様:しっかりと定期的に高い透明性を持って報告をしていただいてましたし、質問を投げてもしっかりと返していただいたので、不安はなくなりました。実際に完成したものをお披露目いただいた時はホッとしましたね。

良かったです。

K様:ローンチされた初日から、8割ほどの社員がアクセスして順調に入力をしていました。当初はガイドなども出していない状態でしたが、それでも順調に入力できたというのは、やはりUIが優れていてユーザーフレンドリーなシステムなんだということですよね。

ありがとうございます。最初の1ヶ月でも他社様に比べて利用状況が非常に良いのですが、何か取り組みはされたのでしょうか?

K様:そうですね。オープン後は社内向けに“デモセッション”みたいな形でシステムの紹介をしていきました。

大きな混乱もなく導入完了。直感的に使えるため仕事に集中できる

そうでしたか。1ヶ月使用してみて、何か声は聞こえてきますでしょうか。

K様:“悪い声が聞こえてこない”ところが良かったなと。やはり、システムを変える時は混乱も出てきますから、そういった意味で社内から文句がガーっと来るようなことが無かったのは我々としても助かりました。

勤怠のシステムは月初や締めの時期にアクセスが集中していましたが、パフォーマンスが落ちるということはなかったと認識しています。御社側で何か問題はありましたか?

K様:ええ、特に問題ないですね。社員の皆が笑顔で仕事をしていますので、その点についてはラクラスのシステムによるところが大きいんじゃないかなって思います。

安心しました。様々なデバイスに対応している点についても問題は無いでしょうか。

K様:その点も、誰からも良い評価を聞きますね。あらゆるデバイスで使える点と、あとやはり直感的と言いますか。わざわざマニュアルを開かずに、なんとなくでも操作できて、数日使うと“自分用のルーチンができる”という感じで。

では、「人事関連のことに時間を使うのではなく、お客様のための仕事に集中できる」というのは実現できていますか。

K様:ええ。我々の社員が“本当に大事なところに時間を掛けられる”という動きに繋がっていますね。そこは本当に重視していましたから、助かりました。

では最後に、今後の展望や私たちに望むことを教えてください。

K様:システムは無事に導入できましたが、これで終わりではないと思っています。継続して使いながらシステムを良くしていきたいですし、我々も変化を続けていこうと思っています。そういった面でも、今まで通りのパートナーシップで取り組んでいただけたら嬉しいなと思います。

もちろん、お手伝いさせてください。ありがとうございました!