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1.人事クラウドサービス「Tokiwagi(常盤木)」

動画での解説はこちら⇒ https://youtu.be/UOjmSP6V2iA

水が上から下へと流れ落ちるように、統合ワークフローに入力されたデータが、統合人事データベースに記憶され、自動処理され、外部システムへ自動連携される。それがTokiwagiです。Tokiwagiは、今日の大企業が人事情報システムに求めるおよそすべての機能を、単一のクラウドサービスとして提供します。

Tokiwagiの特長はCUAVというキーワードで表すことができます。

• Connect:Tokiwagiの統合人事データベースが記憶を司る「脳」であるならば、統合ワークフローは脳と各器官をつなぐ「神経網」です。統合ワークフローは、発生源で情報をデジタル化し、統合人事データベースを常に最新に更新します。 Tokiwagiはまた、外部システムと柔軟にデータ連携し、ERP連携、e-Gov電子申請、シングルサインオン等を実現します。

• Unify:Tokiwagiの統合人事データベースは、「タレントマネジメント」と「就業・給与・福利厚生」という、性格が異なる2領域の情報を一元管理します。

• Automatize:Tokiwagiは、1ヶ月にわたる給与計算を記憶し自動処理します。給与担当者の役割は、給与ソフトの操作を毎月繰り返すことではなく、Tokiwagiが自動実行した給与計算結果を確認することに変わります。 TokiwagiのベースとなっているSQNフレームワークは、世界に類を見ないNo Code技術を実現しています。No Code技術により、プログラミングという工程が不要になります。

• Visualize:Tokiwagiに組み込まれたBusiness Intelligence機能は、統合人事データベースのデータを高速に可視化することで、大量のデータの中から意味ある情報を見つけ出す手助けをします。また、その企業の人材ポートフォリオを可視化するタレントマネジメント機能として、戦略人事への取り組みを支援します。

2.統合ワークフロー

① 企業と社員をつなぐ神経網
Tokiwagiの統合ワークフローは、出退勤の打刻、届出や申請、企業から従業員への配布と回収、労働時間や部下情報の参照、あるいはe-Learning等、企業と従業員の間を流れるあらゆる情報を一元的に管理します。そして統合人事データベースを常に最新の状態に更新します。 取り扱う情報は人事情報に限定されません。お客様の要求に応じてカスタマイズされます。

効率化の鍵はトランザクション処理にある

② レスポンシブルな画面
Tokiwagiは、マルチデバイス、マルチブラウザ対応ですから、PCでもスマホでも利用できます。そしてレスポンシブル設計ですから、画面サイズに合わせて表示内容が最適化されます。マルチランゲージ対応ですから、グローバル人事マネジメントシステムとして利用いただけます。またユニバーサルデザインを意識したカラーリングを採用しています。

PC環境のない工場等でクラウドを利用するためのタッチパネル式ICカードリーダは、出退勤時刻を打刻するといった通常の機能に加えて、勤務シフトの登録・変更や時間外勤務申請・休暇取得申請等の機能をもたせることができます。

そのほかにも、出入口に設置されたビーコンの電波を受けてスマホが打刻データを送信する仕組み、顔認証によりログインする仕組み等、様々な打刻・入力方法を提供します。勤務した時間をプロジェクトに割り振る機能も提供します。

③ ナビゲーション機能
統合ワークフローは、マニュアルを読んだりトレーニングを受講したりしなくても、直感的な操作で最後まで入力できるユーザインタフェースを実現しています。このナビゲーション機能は当社のビジネスモデル特許(特許第4056253号)です。
情報デザインの研究成果

④ ワークフローとの連動
タイムカードとワークフローを組み合わせることができます。

⑤ エラーチェック機能
入力段階で、様々な種類のエラーチェックをかけることができます。 また、タイムカードと勤怠申請を組み合わせたり、打刻時刻と入出場時刻を組み合わせたりすることもできます。

3.統合人事データベース

① 人材に関するすべての情報を一元管理
人材に関する情報は、「タレントマネジメント情報」と「就業・給与・福利厚生情報」に大きく分けられます。タレントマネジメント情報は、知識労働者を動機付け、企業の差別化を図るための情報です。就業・給与・福利厚生情報は、法律の要件を満たすための情報であり、求められるのは効率性です。片方は差別化の実現を目指し、もう片方は効率性を追求するという、まったく性格の異なる情報を一つのデータベース上に構築する必要があります。

これまで日本の人事システムは、時代の要請に応じて、給与、人事、就業、ワークフロー、マイナンバー、タレントマネジメントといった機能を順次追加してきました。そして機能が追加されるたびに、新たな独立したデータベースが追加されてきました。データベースが統合されていないため、複数の領域にまたがる検索を行うことはできません。

一方、欧米の人事システムは、グローバルな人材管理を目的として発展してきました。就業・給与・福利厚生という日本ローカルな要求には、別システムの開発が必要となります。

そして昨今登場してきた、就業、給与、社会保険などの手続きを効率化するクラウドサービスは、それぞれの領域に特化した機能とデータベースしかもっていません。人材に関する情報を一元管理するには不十分です。

Tokiwagiの統合人事データベースは、身上情報、勤怠情報、発令情報、給与情報、タレントマネジメント情報等、人材に関するすべての情報を一元的に管理します。データの量や保存期間、あるいは項目数やテーブル数などに制限はありません。

管理項目の一例を次に示します。

② すべての情報を履歴管理
Tokiwagi は、すべての情報を「履歴」として管理します。また、データを検索・出力するための基準日を情報項目ごとに設定できます。Tokiwagi は複数領域の情報を複数基準日で検索できます。

4.自動処理

① 1ヶ月にわたる手順を記憶し自動処理
Tokiwagiの統合人事データベースは、統合ワークフローにより常に最新の状態に更新されます。人材に関するすべての情報は、統合人事データベースの中で一元的に履歴管理されます。そしてTokiwagiは、複数領域の情報を複数基準日で検索することができます。その結果として、Tokiwagiは、1ヶ月にわたる給与計算処理を記憶し自動処理する能力を実現しました。

給与計算とは、「特定の社員の特定の給与項目に特定の値を投入する」ことの繰り返しに過ぎません。旧来の人事システムは、人材に関する情報が独立した複数のデータベースを分割されているために、特定の社員を容易に検索できませんでした。

しかしTokiwagiは、すべての情報を一元的に履歴で管理していますから、検索式を記述するだけで、特定の社員を検索することができます。あとはテーブルからの戻り値を給与計算項目に投入するだけです。

これまでの人間の役割は、手順書に従って同じ手順を毎月繰り返すことでした。これからの人間の役割は、Tokiwagiが自動処理した結果を確認することに変わります。Tokiwagiは、これまでのコンピュータ操作のパラダイムを一変させる可能性をもっています。

自動処理できるのは給与計算に限りません。給与計算以外の人事情報処理も、給与と同様に自動化できます。

キタハラコラム 第10回 AIは給与計算を自動化するか?

② 手順はフローチャートで記述

Tokiwagiは、ラクラスが開発したフレームワーク「SQN」の上に構築されています。

通常、システム開発においては、まず要件定義を行い、次にこの要件を実現するためのプログラムを記述します。これに対してSQNは、要件定義書を読み込ませることで稼働するNo Code技術を実現しています。人間にとって理解しやすい要件定義書を、コンピュータが理解できるプログラムに翻訳するという作業を、SQNは必要としません。

次に示すのは、要件定義書の一つであるフローチャートです(厳密には、Unified Modeling Language:統一モデリング言語という標準で定められたアクティビティ図)。SQNが自動処理を行うように定義された作業は、赤枠で囲まれている部分です。人間にとっても理解しやすいフローチャートに定義するだけで、SQNは担当する作業を自動処理します。

5.自動連携

① 外部システム連携
Tokiwagiはお客様の会計ERPやグローバル人材データベースとのデータ連携を提供します。またお客様のネットワークからTokiwagiへのシングルサインオンも提供します。

② e-Gov連携
社保電子申請クラウド+BPOサービス「Matsu(松)」は、電子政府e-Govとデータ連携して社会保険手続きを効率化します。
社保電子申請クラウド+BPOサービス

6.Business Intelligence (BI)

人材に関する情報を一元的に管理するTokiwagiのデータ量は膨大です。データ量が多ければ情報としての信頼性は向上しますが、その一方で、それが膨大となると全体像を把握するのが難しくなります。Tokiwagiは、外部のBIツールとの連携が可能です。(すべての外部システムとの連携を保証するものではありません)

7.人事クラウド+BPOサービス「Kusunoki(樟)」

ラクラスは、Tokiwagiを用いたフルスコープの人事BPOサービス「Kusunoki(樟)」を提供します。毎月反復される給与計算に限らず、人事評価、自己申告、モチベーションサーベイ、e-Learningといった人事施策を効率的に遂行するためのクラウドサービスを作り上げ、この作業をBPOとして代行します。

Tokiwagiの設定および業務プロセスの設計は、お客様ごとの要求に合わせてすべて当社がカスタマイズします。情報の発生源での入力から外部システムへの出力まで、すべてをデジタル化したBPOサービスを求めるお客様は、Kusunokiをご検討ください。

8.年末調整クラウド+BPOサービス「Mominoki(樅)」

Mominoki(樅)特設サイトはこちら⇒ https://mominoki.lacras.co.jp/

ラクラスは、年末調整にかかるデータ収集をクラウドで行うことに加えて、画像認識AIを用いて証明書の読み取りを代行するBPOサービス「Mominoki(樅)」を提供します。お客様の社内から、保険や住宅の証明書の読み取り・入力・確認作業がなくなります。作業はわずか5ステップです。

① Step 1:人事部はクラウドに対象者データをアップロードします。

② Step 2:従業員は本人・扶養家族情報をクラウドに入力します。

③ Step 3:従業員は、ラクラスに、保険や住宅の証明書原本を提出します。証明書の記載事項を読み取ったり、それをクラウドに入力したりする必要はありません。

④ Step 4:従業員は、メールで届く申告内容を確認します。クラウドにログインすれば、詳細まで確認できます。

⑤ Step 5:データをダウンロードすれば人事部の作業も完了です。

さらに、住民税決定通知書からのデータ生成、および個人宛通知書の発送サービスもご利用いただくことで、年末調整から始まる一切の作業を、当社にお任せいただけます。

項番 時期 業務名称 業務内容
1 11月 紙年調オプション 事業所にPC環境がない等の理由で、社員の一部が紙書類での年末調整となる場合オプションです。
2 11月 料金受取人払オプション 社員からラクラスへ、料金受取人払で年末調整書類を郵送するオプションです。
3 12月下旬 源泉徴収票電子配布オプション 社員に源泉徴収票のPDFファイルを電子配布するオプションです。
4 1月下旬 源泉徴収票・給与支払報告書作成オプション ラクラスはマイナンバーを付加した電子申告用のCSVを生成しこれを格納したCDROMを納品します。マイナンバー管理サービスと組み合わせて利用いただきます。
5 1月下旬 源泉徴収票・給与支払報告書届出オプション ラクラスが提携する税理士法人から電子申告するオプションです。税理士法人と直接契約していただきます。マイナンバー管理サービスと組み合わせて利用いただきます。
6 5月上旬から6月上旬 住民税データ作成・個人宛通知配布オプション ラクラスは、市区町村からの住民税額通知書を受領し、住民税データを作成して、お客様に納品します。 また個人宛通知を封入して、社員が指定する住所に送付します。

⑥ 画像認識AIについて
年末調整のときに従業員から送られてくる保険料控除証明書のパターンは、500種類以上あります。住宅ローンの残高証明書は100種類以上あります。 ラクラスが開発した画像認識AIは、証明書のパターンからどの保険会社が発行したどの証明書かを特定します。どの証明書かが特定できれば、読み取るべき箇所の配置は同じですから、その箇所の画像を切り取るのは容易です。切り取られた画像は画面に表示され、これを複数の作業者が読み取ります。この仕組みは当社特許です(特許第6289720号)。

9.マイナンバー管理クラウド+BPOサービス「Shii(椎)」

マイナンバーの収集-保管-利用-廃棄を代行します。提携する社会保険労務士法人および税理士法人も含めてご契約いただくことで、お客様は、一切にマイナンバーを見ることなく、法律上の要件を満たすことが可能です。